2022年5月15日(日)
広島[5-5]ヤクルト(マツダ)
延長12回制が復活した今年、初の引き分けだった。盤石の中継ぎ陣が立役者だ。9回打ち切りの昨年とは違い、継投策は慎重にならざるを得ない。そのなかで7人の中継ぎ投手がなんとか勝ち越しを、逆転を許さなかった。
ブルペンにいる8人の中継ぎ投手が、毎日全員絶好調かというとそんなことはない。打線だってそうだ。誰かが好調でも誰かが不調。そうやって1年間を戦っていくことのがプロ野球のペナントレース。
投球結果を見ると全員が全員よかったわけではない。石山泰稚は2点を失った。木澤尚文は2つの四球と安打で満塁のピンチを作り、1回を投げきれず降板した。マクガフも不運なあたりがあったとはいえ、ふたりの走者を出した。それでも耐えた。まさに耐えて勝つ、ならぬ耐えて分ける。
この日よくなかった石山は14試合の登板で失点したのは2試合目。木澤だって開幕から10試合連続無失点だった。マクガフは無失点投球を続けている守護神だ。
一方で引き分けの功労者でもある”火消し&回跨ぎ”の大役を担ったコールは大炎上スタートだった。
持ちつ持たれつでカバーする。これはどこのチームでも同じこと。あえてチームスワローズだからとは言わないし、言うのはなんだかおこがましい。
それでも今のブルペン陣はみんなが頼りになる。
試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005674
※ヤクルト公式HPより