坂本光士郎と星知弥で思い出す中尾輝と風張蓮のこと | ヤクルトが好き

交流戦優勝

2021年6月22日(火)
広島[1-6]ヤクルト(マツダスタジアム)

広島は18時でも赤かった。広島カープの象徴でもある赤、その色に染まる空の下で輝いたのはヤクルトの選手たちだった。相手のミスに漬け込み2回に4得点。犠飛とスリーバントスクイズで追加点を奪ったのは強いチームのそれ。

ミスの連鎖もあった。それでもこの街で育った田口麗斗と坂本光士郎が踏ん張り、最後は復活の星知弥が締める。ホームランはなくても、相手(11安打)より少ない7安打でも、完勝に近い勝ち方だったように見えた。

序盤から主導権を握って進んだこの試合で注目していたのは継投のこと。僅差でリードしていたら最後は勇者マクガフとしても、7回、8回はどうするのか。4点差を超えたとき、勝ちパターンを投入するのか否か。ブルペンでの動きが見えないこの球場では想像するしかない。

この日の答えは5点リードの8回が坂本、9回が星だった。勝ちパターンには入っていないけれども、この点差なら任せることができると見込まれての登板なのだろう。

そのなかで──ともに2人の走者を出したとはいえ──きっちりと無失点に抑えて戻ってきたのは頼もしい。シーズンは長く険しい。毎試合マクガフに頼るわけにもいかない。点差がついているときはその他の投手で試合を畳むのが理想的だ。そこで結果を出すことがステップアップにも繋がっていく。

勝ちもホールドもつかないそんな場面で、献身的な働きができる投手はやがてチャンスが巡ってくる。これは”まやかし”でもやる気を引き出させるための詭弁でもなんでもない。ヤクルトでは驚くほど昇格が早い。それは歴史が証明している。

今だと今野龍太や梅野雄吾が大事な場面で名前を呼ばれるようになった。去年は清水昇が大出世を遂げた。少し前だと中尾輝や風張蓮も好投を続けたことで、一時的にかもしれないが、勝ちパターンに近い存在だった。

坂本に疲れが見えたとき、(ぼくが)もっとも見たい左腕である中尾は一軍にいつ上がってくるのだろうか。久しぶりにアップテンポな登場曲を聞きたくなる。風張は新天地で頑張っているのだろうか。ブルペンで暴投しても悪びれない姿は変わっていないのだろうか。交流戦で優勝しシーズンでも2位になった2018年の影のヒーローたちのことまで思い出す。

積み重ねることでタイトルとして表彰されるような記録は残らないかもしれないけれども、少なくともファン(ぼく)の記憶には残っている。

でも願わくば記憶だけじゃなく、記録でも残るような投球を見せてほしい。中継ぎ投手たちに対する思いは尽きない。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021000517
※ヤクルト公式HPより

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