抑揚のない試合もたまにはいい | ヤクルトが好き

甲子園球場

2021年10月14日(木)
中日[1-1]ヤクルト(バンテリンD)

淡々と試合が進み滞りなく試合は終わった。抑揚のない展開は”なにもない1試合”として見たら退屈だった。好意的に見れば息詰まる投手戦、悪く言えば貧打戦。

初めて野球を見にきた人がこの試合を見ても、次回来たくなると思えるような試合ではなかったなぁと言うのが正直な感想だ。

ヤクルト目線でいうとサンタナのホームランという上げと、村上宗隆の痛恨の(記録にならない)エラーという下げ。ここだけだった。

シーズンを通して野球を見て、いろいろなところに楽しむ要素を見つけることができるコアなファンはもちろん違う。継投策や代打起用、守備位置の変化といろいろなところに注目できるから。それができないと正直しんどい。

そんな試合にも関わらず、ぼくは全編を通してしっかりと見た。守備位置の変化やちょっとした仕草は観察していたけれども、やっぱりヤクルトの優勝がかかっているからにほかならない。ここまで来たら内容よりも結果が大事になってくる。勝って、分けて、マジックを一つずつ削っていくことの繰り返し。地道な作業。カウントダウン真っ最中の過程を見逃したくなかった。

2015年の優勝時、現在のスタイルである神宮球場での全試合観戦は始まっていなかった。たしか9月半ば以降は全試合観戦していたけれども、関東圏以外のビジターに足を運ぶことはしていない。

翌2016年からは神宮球場でのヤクルト戦は全試合観戦してきた。2018年に2位になったけれども、首位の広島とはゲーム差が大きく離れていたから優勝争いとは到底いえないものだった。

今年が全試合観戦するようになってから初の優勝争い。どうせなら胴上げを間近で見たい。そのために体にムチを入れ、来月以降のぼくが頑張ることに期待しながら散財している。ほんとうに10月は飛び回っている(く)。

そのなかの1試合は、たとえ試合としてはおもしろくなくても、前後の試合と結びつけることでストーリーになり思い出になる。

抑揚がない試合もたまにはいい。つかの間のブレイクダウンになった。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021000927
※ヤクルト公式HPより

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