ARIAGTO!亀井とTHANK YOU 雄平 | ヤクルトが好き

雄平

2021年10月23日(土)
巨人[11-1]ヤクルト(東京ドーム)

「ARIGATO!KAMEI 9」が広がる東京ドーム。

田口麗斗はマウンドの後ろに施された「ARIGATO!9」の石灰を踏まず最後の亀井と対峙した。ライトの守備に一度ついてから下がるパフォーマンスのとき、一塁コーチャーの森岡良介はさりげなくホームベース付近で待機。ライトから一塁ベンチへの導線を空け拍手をしていた。この事実だけでも亀井は偉大だった、と感じ取ることができた。

試合終了後に行われた亀井善行(巨人)の引退セレモニーでファン(ぼく)が流した涙は悲しさと悔しさ、そして少しの羨ましさが入り混じっていた。目の前で行われた試合に対する悲しさや悔しさ以上に亀井のことばかりが印象に残っている。

17年間の現役生活に幕を下ろした亀井は、打率やホームランといった数字以上に”怖さ”を感じさせるバッターだった。「代打・亀井」がコールされたときに生じる不安。それともお別れ。そう考えると少し寂しくもある。そしてこれだけのセレモニーをやってもらえる羨ましさが正直あった。

思い返すと高橋由伸も阿部慎之助が現役を引退したときも最後の試合はヤクルトだった。亀井がこのあとの試合に出場するかはわからないけれども、巨人はヤクルト戦しか残っていない。いずれにしてもヤクルト戦が最後の打席となる。なにかと縁がある。ふとそんなことも頭をよぎる。

引退セレモニーを眺めながら雄平のことが思い浮かんだ。今シーズン限りでの現役引退を発表しており、二軍(戸田)ではすでに引退試合を終えた。

順位が確定すれば一軍でも何らかの形でセレモニーが行われることだろう。しかし、現段階でその日取りは明らかになっていない。優勝マジックが3で足踏みしており、ホームゲームは残り2試合。セレモニーの発表をできる状態ではとてもない。

それでも亀井の送り出しを見ると雄平を見送りたい気持ちがふつふつと湧いてくる。ライトの守備位置についてから下がる”イチロー方式”は美しい。雄平のメインポジションもライトであり、ファンの多くはライトスタンドそして一塁側に陣取っている。

豪快なフルスイングを見た後に守備位置へつき、交代のアナウンスとともに下がっていく。6年前の優勝を決めたタイムリーヒットのときとは違う感情によって、自然と涙がこみ上げてくるのだろう。いや、笑顔がトレードマークの雄平だ。ファン(ぼく)も笑顔になっているかもしれない。

チームの優勝と雄平の送り出し。そのふたつが交錯し、笑顔があふれる神宮球場になることを願っている。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005075
※ヤクルト公式HPより

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