西浦直亨の欠場──盆と正月の裏で心に空いた穴 | ヤクルトが好き

西浦直亨

2022年3月25日(金)
阪神[8-10]ヤクルト(京セラドーム)

野球ファンにとって何度目かのお正月は盆も一緒にやってきたかのような大乱戦だった。山田哲人やサンタナといった主役が主役の仕事をし、濱田太貴、長岡秀樹、内山壮真ら若手もハツラツとしたプレーで輝いた。

8失点には目を背け、なんなら先発投手の惨劇は記憶から消し去った。都合の悪いところを忘れてもいい、それはファンだからこそ許される特権だ。でも現場ではそうはいかない。小川泰弘や大下佑馬はほっと胸をなでおろすだけでなく、次回の登板に向けて心を整えていることだろう。緑に囲まれ平和を祈りながら。

主力と若手が光ったなかで第三捕手の松本直樹はさておき、いわゆる中堅どころの西浦直亨と奥村展征は出番がなかった。とくに西浦は最後の最後の守備で出てくるかと思ったけれども長岡が最後まで守備についた。

今年は延長12回までありベンチワークが去年とは違う。万が一を考え代打や守備のために温存したのか、それとも長岡に成功(勝利)体験を与えたかったのか、そもそも長岡の信頼度が上なのか、もっと違う理由だったのか。意図はわからないけれども西浦が試合に出場しなかったという事実だけが残った。

なんとも言えない感情が湧く。

主役ではない中堅どころの山崎晃大朗も宮本丈もベンチにはいない。コンディションを整え開幕一軍入りをはたした西浦の出場がなかった。

なんだかポッカリと穴が空いている。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005423
※ヤクルト公式HPより

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