14年後の長岡秀樹 |ヤクルトが好き

長岡秀樹

2022年3月27日(日)
阪神[0-4]ヤクルト(京セラドーム)

危なげなく勝利を収めるという快感はなにものにも代えがたい。大量リードがあったわけでもないが──完封リレーはできすぎにしても──強い勝ち方だった。

ヤクルトの開幕3連勝は14年ぶりのことだという。その14年前の試合(巨人戦)のスコアを確認すると、川島慶三、青木宣親、川端慎吾の名前が確認できる。今でもベテランとしてチーム(他球団含めて)を支える選手たちだ。

一方の巨人は高橋由伸、小笠原道大、ラミレスとすでに引退したレジェンドの名前がズラリ。そのなかで今もなお、ベテランではなく第一線で活躍している選手がいる。「7番・遊撃」の坂本勇人だ。

2006年のドラフトで指名された坂本にとって、2008年は高卒2年目・19歳のシーズンだ。当時の巨人は二岡智宏がショートとして君臨していたため、開幕戦で坂本は二塁で出場した。しかしその開幕戦で二岡が負傷し、そこからショートに移ると、14年間に渡ってレギュラーを守り続け巨人を超え球界の顔となったのは周知の事実だ。

まさにチームのピンチを自身のチャンスに変えたことになる。

今の坂本は全盛期と比べると守備の力は落ちているかもしれない。それでも他のライバルたちより数段上の守備を見せ、ショートとして試合に出場し続けている。

坂本はライバルチームの中心選手ではあるが、偉大なプロ野球選手であることは疑いようがない。何十年か先にはレジェンドとして語られていてもおかしくない存在だ。

今から14年後。そのような存在になっているヤクルトの選手はいるのだろうか。ふとオーダーを見返したときに他の誰でもなく高卒3年目で若干20歳の長岡秀樹がぽっと浮かんだ。

村上宗隆がコロナ陽性で巡ってきた春季キャンプ一軍の枠が空き、同じショートのライバル・元山飛優も新型コロナ陽性で出遅れ。そのわずかな隙間を逃さなかった。開幕スタメンに抜擢されると3試合連続で──相手の先発投手の右左に関係なく──スタメン起用された。

開幕戦で守備の手痛いミスはあった。それでもグラウンドに立ち続けた。愛の鞭で立ち続けさせられたのかもしれない。そのなかで長岡は崩れることなくヒットを打ち守備は無難にこなす。派手さも堅実さも”今の時点では”見受けられない。いたって普通だ。それでもなんとなく予感めいたものがある。

来週の先発ローテーションすら読めないぼくが14年後の未来を予測することなど不可能に近い。いや不可能だ。それでも想像(妄想)することはできる。チームのピンチを自身のチャンスに変えた長岡が、このままチームの中心選手に育っていく、そんな未来を。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005435
※ヤクルト公式HPより

2008年開幕3戦目:https://npb.jp/bis/2008/games/s2008033000155.html
※NPB公式HPより

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