2022年4月5日(火)
ヤクルト[6-7]中日(神宮)
点を取られて取った。一見、シーソーゲームのように見えるけれども、リードを一度も奪うことはできていない。力負けしたかのような展開だった。
山田哲人キャップや村上宗隆のホームランは盛り上がった。とくに山田キャップの弾道は「これぞ山田」といえる弾道。一塁側からの眺めはとても美しかった。単打で繋ぐ野球が推奨されたりもするけれども、ホームランや長打がないと点が入らない。ホームランはやっぱり大正義。
投手では木澤尚文に未来を感じた。まだ一軍で3試合の登板だけれども四球は1つも出していない。2試合連続で暴投があるのは気になる。それでもなんとかかんとか形になってきているのではないだろうか。
その投球以上に印象深かったのが守備での2コマ。前回の登板ではバント処理でもたつき悪送球。失点に繋がった。この試合ではピッチャーゴロを落ち着いて捌いていたし、一塁ゴロでももたつくことなくベースカバーにしっかりと入った。ファインプレーではなく目立つこともないごく普通のプレーが2つ。プロの投手、それも一軍で投げる投手ならできないといけないレベルのことなんだろうとは思う。
それでも前回と同じ失敗をしなかったことで、ファン(ぼく)が見ても進化したんだなって感じ取ることができた。
野手なら打撃あるいは守備、投手はそれこそ投球で成長を進化の過程を感じ取ることが一般的だ。投手の守備でそれを感じることはあまりない。数十年と野球を見てきたけれどもぼく自身初めてかもしれない。
肝心の投球内容も数字だけ見ると良くなっている。まだ複数試合連続での好投はなく投げてみなければわからない。それこそシーソーだ。その浮き沈みを自分の守備が助ける未来がきっと来る。
試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005475
※ヤクルト公式HPより