2022年5月7日(土)
巨人[2-6]ヤクルト(東京ドーム)
不安で不安でしょうがない。偽らざる感情だ。今年のヤクルトはビジターゲームで圧倒的な勝率を収めている。この試合を終えて14勝4敗(勝率.778)。まさに「圧倒的じゃないか、我が軍は」の心境だ。こんな心境になることなんて生まれてこの方ほとんどない。だって、そりゃぁねぇ。
一般的に野球に限らずスポーツ全般では、多少の誤差はあれどホームゲームの勝率が高い。しかし、なんと、ところがどっこい今年のヤクルトはそんなことはない。ここまでのホームゲームは5勝9敗(勝率.357)。松山でのゲームを除き神宮球場だけで見ると4勝8敗(勝率.333)。こちらは「明らかに異常じゃねーか」の心境だ。
ホームゲームで勝てず、ビジターゲームで勝てない。打者有利の神宮球場で打てず、東京ドームはさておき神宮球場よりは投手が有利になるその他の球場で打ちまくっている。なんだか、なんだか、なんだかなな結果だ。
プロ野球はどんなに強いチームでも年間で勝率.700を超えることはまずない。3分の2にあたる.667だって多くない。去年のヤクルトも勝率.584だった。2001年以降の21年間を見ても、セ・リーグで勝率.667を超えたのは2012年の巨人だけだ。
これまでのヤクルト(前身含む)を見ても勝率6割を超えたのは1993年(.615)、1995年(.631)、1997年(.615)と3度だけ。どこかで帳尻があってしまうのだ。ビジターでこれだけ勝率が良いということは、すなわちホームでの勝率が下がるのではないだろうか。そう予感せずにはいられない。心配性なのだ。
来週は火曜日から神宮球場で中日を迎えての3連戦がある。以降は週の前半が神宮、後半がビジターという日程が暫く続く。はたして。
とはいえ、ビジターで勝ちすぎるとホームで勝てなくなるのでは、という不安があるのは贅沢な悩みなのだろう。だってホームもビジターも負けしかないシーズンを何度も何度も見てきたのだから。
試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005633
※ヤクルト公式HPより