勝負の夏モード──高津監督の変化 | ヤクルトが好き

スコア20220802

2022年8月2日(火)
ヤクルト[5-0]中日(神宮)

村上宗隆の5打席連続本塁打という歴史的瞬間に立ち会った。山田哲人の先制本塁打が霞んでしまったのはご愛嬌。やっぱりすごい。

この日の2打席目、つまり新記録となった5打席目の本塁打は逆方向への一発。甲子園球場で放ったそれとは少し違う弾道。ポール際ではなく左中間へとゆっくり弧を描いてった。

このシーンを肉眼で見たことだけでぼくは満足した。試合の結果は二の次、三の次。もちろん勝ってほしい気持ちは持っていたよ。

8月は勝負の月になる。このまま優勝へ向けて突っ走るのか、それとも他チームの快進撃を受け、停滞してしまうのか大きな分かれ目。暑さに加え6連戦が続くハードな日程。

それを見越してなのか、コロナ離脱組の調子が上がってきたからなのか、ここ数試合の反省からのアップデートなのかはわからないけれども、なんとなく高津臣吾監督の采配が変わったような気がする。

試合中盤から守備固めを入れるのはいつものことだが、順番が違った。サンタナ(右翼)から山崎晃大朗への入れ替えは今シーズン初めてのこと。ふだんならサンタナに渡邉大樹を入れ、青木宣親(左翼)と山崎を交代する。ここでのポジション変更はない。

この試合ではサンタナを山崎に代え、青木を渡邉に代えた。渡邉が入るときに左翼と右翼の入れ替えが発生する。

これは恐らくだけれども村上の後ろに渡邉ではなく山崎を置きたかったのだろう。村上の後ろに控えている選手のグレードを上げたかった。サンタナの恐怖はないにせよ、渡邉と山崎の打撃面での期待値を高津監督(あるいは松元ユウイチ作戦コーチ)が天秤にかけた。万が一、追い上げられた時のことを考えて。

9回には村上が下がった。今シーズン村上が途中で退くのは3試合目。もちろん怪我をしたわけではなく休養だろう。たかが1回の守備、されど1回の守備。積み重なることによって疲労の度合いは変わってくる。同時に山田も下がり、一方でオスナは残った。これも万が一の保険なのだろう。

采配が本番モードになってきたことをより強く実感する。もう夏だ。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021006024
※ヤクルト公式HPより

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