2022年8月24日(水)
ヤクルト[6-2]広島(神宮)
粘り勝ちだった。ボックススコアだけ眺めると完勝のようにも見える。
高梨裕稔が6回2失点で試合を作り清水昇とマクガフを温存しながらもリードを守りきった。ホームランこそなかったけれども5本のタイムリーヒットと犠牲フライで合計6点。エラーや致命的なミスはどこにもなかった。
細かく言えば高梨がバントを失敗したこと、無死満塁からの外野フライで還ってこれなかったこと(本塁憤死)だろう。でも、重大な致命的なミスかと言うとそういうわけではなかった。
”ナイスゲーム”と手放しで喜べる内容ではなかった。それでも残り30数試合。内容云々よりも負けないこと、そして勝つことがなによりも大事だ。そういう意味では文句のつけようもない。なによりも勝ちパターンのふたりを温存できたのが大きい。4点差で迎えた試合終盤。1週間前の阪神戦では薄氷を踏んだ。Bチームを投入したところピンチを招き結局勝ちパターンを注ぎ込まざるを得なくなった。
そのことがあり、4点差の継投は注目だった。ムチはいれなかった。
山場へ向けて中継ぎ陣もリフレッシュ(なのかはわからないけれども)休暇が与えられている。コロナやアクシデントに寄る登録抹消もあり、厳密にはリフレッシュ休暇ではないのだけれども体を休めることができたのは事実。
そこから戻ってきた石山泰稚がこの日はしっかりと抑えた。
振り返ってみると、ここまで開幕からフル回転で投げ続けているのはマクガフと木澤尚文だけしかいない。
マクガフは幸か不幸か大型連敗中の登板がなく、試合数自体は多くない。このままのペースでいっても52試合。短縮シーズンだった2020年の50試合と大きく変わらない。ようは精神的にリラックスできていなくても、身体的な疲れは大きくないということ。
ムチはまだ入れない。できることならムチを入れずにゴールテープを切れればいいけれども、それは虫がよすぎるというもの。9月半ばの勝負所。それまで力を蓄えているのだろう。
試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021006136
※ヤクルト公式HPより