2022年9月28日(水)
ヤクルト[1-2]阪神(神宮)
前日から漂っていた消化試合の空気は変わらなかった。
サインプレーの確認、未知なる戦力のテスト、主力選手の休養かつ調整が進んでいた。
そのなかでこれはポストシーズンを睨んでる、と感じたのがブルペンの運用だった。これはガチだ。
序盤から僅差で進んだこともあり、継投策が始まった6回以降は本番さながら。それも回の途中での継投も視野に入れた方の作り方に見えた。
8回が定位置の清水昇が7回の途中から投げてもおかしくなかったし、8回に清水がピンチになったら清水と言えども左の久保拓眞にスイッチする可能性もあった。
どちらも実現はしなかったけれども、そういう可能性もある、と知ることができた。もちろんずべて(ファン)ぼくの推測である。
一方で若い選手にとっては消化試合が勝負の試合でもある。ガチで挑む。調整など許されない。
おそらく九分九厘は小川淳司GMの頭の中で来シーズンの構想は決まっている。超一流のベテランたちでなければ、この時期本人たちに直接は伝わっていないはずだ。
今シーズン一軍で結果を残せなかった選手たちは不安がきっとある。若手であっても中堅であってもベテランであってもきっと同じ。
もしかしたら自分が…と。そうであっても最後の最後に与えられた一軍の場で爪痕を残すことができれば、考え直してもらえるかもしれない。そんな思いを胸に秘めプレーしていることだろう。
そういう選手たちもこの試合ではそろって結果を出した。
試合自体はあまりに…だし、どうもこうもないし、そんなんアレだったけれども内容は濃かった。
20220928:GAME139[S1-2T]77勝59敗3分/優勝/神宮35勝33敗/市川5回1失点/サインプレー確認/赤羽プロ初安打/宮本出番なし#swallows
試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021011398
※ヤクルト公式HPより