代打・西浦直亨が放った意地の一打 | ヤクルトが好き

西浦直亨

2021年6月26日(土)
ヤクルト[3-10]巨人(神宮)

前日の試合のデジャブを見ているかのようだった。先発投手が一発に沈み、打線は反撃の糸口を掴むことができない。まさに力負けの2連敗。

2-9と7​点ビハインドの6回に青木宣親は退き、山田哲人も8回の守備からで退いた。主力の早期交代には複数の理由があるにせよ、早い段階で試合のたたみ方を考えていたのだろう。中継ぎ投手も3連投は避けた。長いシーズンを戦う上では負け方も重要になってくる。

そんななか確固たるレギュラーではないメンバーたちが、ここぞとばかりに力を発揮した。宮本丈は代打安打にライトポール際への大ファールと打撃でアピール。守備ではレフトとセカンドに入った。実質、青木と山田じゃないか。

右の切り札になってほしい存在の内川聖一も代打で移籍後初の長打となる二塁打を放つ。新型コロナウイルスの濃厚接触者だったことによる離脱もあり、万全ではない状態が続いていた。なかなか快音も響かない。期待されていた結果の乖離は大きく、代打で起用される場面も川端慎吾と比べると勝負どころとは言い難い。序列が低いことは明らかだった。

それが交流戦明けは5打数3安打。ようやくヒットマンらしいあたりも飛び出し、結果もついてきた。序盤は不振だった青木もそうだが、実績のある選手は打席数をこなすことで調子を取り戻していくのだろう。内川は昨日が38打席目。代打起用が続いていたのでちょっと期間が長引いただけ。そういうことだ。

そして西浦直亨。開幕スタメン起用も今は相手先発の左右によって元山飛優とスタメンを併用されている。出番がない日も増えてきた。

6月に入ってからこの試合の前までわずか1安打。打率.056(18打数1安打)とレギュラーで起用するにはちょっとむつかしい成績だったことは否めない。SNSでは中村と同じように槍玉に上がるひとりでもある。

そんな苦しい状況の西浦も代打で安打を放った。元山が2安打を放った日にまさに意地の一打。西浦らしい豪快なホームランではないけれども、安打という結果はなによりもの薬になる。

青木や内川とは実績が違うが出番がなければ調子は変動しない。入団してからの西浦を見ている限り絶好調モードに入ると手が付けられなくなる反面、打てなくなると不振が長引くタイプ。6月の西浦はまさにドツボにハマっていた。そういう選手が1本の安打で好転することはよくあること。

シーズンが終わった後、「あの日の代打安打から西浦はよくなったよね」と振り返ることができることを願っている。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021000536
※ヤクルト公式HPより

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