ミスターゼロへあと7つ─今野龍太が刻んだ17個目の0 | ヤクルトが好き

今野龍太

2021年6月27日(日)
ヤクルト[2-5]巨人(神宮)

三度目の正直とはならず二度あることは三度あった。先発投手が一発を被弾し序盤から劣勢な試合展開。少し追い上げるも及ばず完敗。

ドラマを撮り直しているのかと疑いたくなるような日々が続いた。もちろんそんなことはまるでなく、三連戦三連敗という現実を突きつけられている。

三連戦の前は勝ちパターンが連投中だけど大丈夫かな、という心配はあったが杞憂に終わってしまった。清水昇とマクガフはブルペンですらほとんど投げていないありさまだ。

そんななか、「7回の男」に昇格した今野龍太はいつもと違う8回のマウンドに登った。中3日でのマウンドだったが、二塁打を1本許すも無失点と上々の投球を見せた。これで6月は8試合連続無失点。さらには7試合連続で与四球0。安定した投球が続いている。

調べてみると連続試合無失点は17試合まで伸びていた。平良海馬(西武)が記録している37試合連続(継続中)の半分にも満たないが、チームの中では近藤弘樹の16試合を超え今シーズン最長となった。楽天最高。安定感はピカイチだ。

今シーズン29試合に登板し失点したのはわずか3試合。無失点で抑えた割合は驚異の89.7%。その他の投手と比べても引けを取らない。

<無失点率>
※2021年6月27日終了時点
※(全登板試合数-無失点試合数)

近藤弘樹:90.9%(22-20)
今野龍太:89.7%(29-26)
梅野雄吾:86.2%(29-25)
マクガフ:85.7%(35-30)
清水昇 :77.1%(35-27)

5月1日に0.1回5失点と大炎上し防御率は5.27に跳ね上がったけれども、そこから2ヶ月で防御率は2.40にまで下がっている。その間に近藤弘樹が故障で離脱し、石山泰稚も不振で登録を抹消された。チームの危機により持ち場が変わても、変わらぬ投球を続ける苦労人。コツコツと結果を出した。ブルペンの崩壊を防いだ功労者のひとりと言っても過言ではない。なんだかブルペンでの投球準備もなんとなく落ち着いたように見える。野村克也監督が言っていた「立場が人を作る」というのはこういうことなのだろう。

今から17年前、高津臣吾監督はホワイトソックスで「ミスターゼロ」と呼ばれていたことを思い出す。そのときの高津「投手」は24試合連続無失点だった。

あと7つの「0」を刻むことができれば、今野が燕のミスターゼロを襲名するかもしれない。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021000542
※ヤクルト公式HPより

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