今年は結果を。古賀優大の立ち位置 | ヤクルトが好き

古賀優大

2021年8月29日(日)
ヤクルト[5-2]DeNA(東京ドーム)

原樹理が復活の白星を挙げた。大学時代からのライバルである今永昇太を相手に7回無失点の堂々たる内容。原だけときが2018年に戻ったかのようでもあった。

この試合でスタメンマスクを被ったのは、高卒5年目の23歳・古賀優大だった。ヤクルトには中村悠平という正捕手に限りなく近い存在がいる。中村の打率.293はオスナ(打率.299)についでチーム2位。山田哲人や村上宗隆、青木宣親よりも高くOPS.774は山田や村上らに劣るものの、青木(.701)より優れている。前半戦で見せた「2番・中村」は苦肉の策どころかヒット作だった。

前日は代打で登場ししっかりヒットを打っていた。にもかかわらずの古賀の起用の意図がどこにあったのかはわからない。それでもリードでは原を勝利に導き、打撃では併殺崩れの先制点。そして追加​点の口火となるヒットを放つ。7月3日の中日戦で4安打の固め打ちを見せたとき、高津臣吾監督に「3年分ですね」と言われていたことが嘘のよう。

そういえば、その両打席ともで松元ユウイチ打撃コーチがネクストにいる古賀へなにやらアドバイスをしていた。相手投手の配球や傾向といったデータ的なことなのか、それとも「思い切って振れ」といった精神的なことなのか。結果オーライ。古賀は会心のあたりではないけれども、重要な役割を果たした。松元コーチもナイスアドバイス。

とはいえ、古賀の立ち位置は微妙だ。2番手捕手ではあるけれども、中村もまだ31歳。まだまだ老け込む年齢ではない。一方で二軍にはトッププロスペクトの内山壮真が控える。内山は高卒ルーキーながらフレッシュオールスターでMVPを獲得。すでに7本塁打と長打力があり、「打てる捕手」としての片鱗を見せている。打つだけではない。1学年上の奥川恭伸と「星稜高バッテリー」というストーリー性もある。

中村と内山に挟まれた古賀は打つことができなければ、ずっと二番手捕手としての立ち位置に甘んじることになるのは明らかだ。捕手というポジションは選手寿命が長い。サブ的な役割としてチームを支えていく存在も必要。二軍で若い投手たちのメンターになる役割だってある。でも古賀はまだ若い。早々にレギュラーを諦める年齢ではない。プレーしている以上はやっぱり正捕手を目指しているはず。

野球は内容も大事だけれども、これから先「優勝争い」の中では結果が大事になってくる。それは古賀の野球人生においても同様だ。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021000706
※ヤクルト公式HPより

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