濱田太貴はいつだって濱田太貴 |ヤクルトが好き

20220407スコア

2022年4月7日(木)
ヤクルト[3-11]中日(神宮)

少し風も強く肌寒さがあった夜、日本青年館の斜め上に見える月は白かった。いただいた”たねや”のどらやきは美味しかった。しんどい試合展開の合間にあったちょっとした出来事のほうが印象に残っている。

春の神宮9連戦(6連戦+3連戦)は2勝6敗1雨と4つの負け越しだった。勝った負けた以上に疲弊した日々だった。ワクワク感のようなものは数えるほど。淡々と試合が進み、気がつけば(気が付かなくても)なんとなく負けていた。そんな繰り返しの日々は苦痛だった。それでも激痛ではなくチクッとするくらいのもので済んでいた。

なんらかの中和剤が試合にあったからだ。この日は濱田太貴だった。青木宣親がスタメンから外れたことで回ってきた「6番・左翼」の座。持ち味のフルスイングで1打席目から二塁打を打った。でもそれにはあまり驚かない。長打を打てるということは誰しもがわかっている。守備では追い方が怪しく発展途上かもしれないが、そのなかでハッスルプレーを見せた。

それよりも圧巻だったのは最後の打席だ。8​点ビハインドの9回2死三塁という敗戦濃厚なこの状況の中、しっかりと初球からフルスイング。あたりはなんでもないショートゴロ。惜しくもなく普通のアウトだ。最後の打者になるのを避けるための消極的な姿勢はどこにもない。なんとか当ててヒット狙い、そんなことはしないという強い意志表示に見えた。

フルスイングをせずにコンタクト重視にすれば、濱田ならもうちょっと打率を稼ぐことができる。オープン戦では追い込まれてから右方向への軽打を何度も見た。

それを最初からはしない。初球凡退をしようが初球から積極的に強く振る。その姿を見ることができたのが嬉しい。濱田はいつだって濱田なのだ。そういえばあまり打撃面では苦しんできた松本直樹もここ2日間はとても強く振っていた。

下位打線でも強く振る。この意識がとんでもない試合展開の大きな大きな中和剤になった。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005487
※ヤクルト公式HPより

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です