令和の名勝負を予感させる村上宗隆のリベンジ | ヤクルトが好き

村上宗隆

2022年4月20日(水)
中日[4-1]ヤクルト(バンテリンドーム)

この試合のテーマはリベンジだった。前回の対戦でプロ初勝利を献上した高橋宏斗をノックアウトすること。投球と打撃どっちも封じること。「これがプロだぞ」と教えること。せめて試合には勝つこと……17時55分にテレビをつける直前からファン(ぼく)はそう誓っていた。

が、世の中とはどうにもうまくいかないようにできているようで、どれもこれも達成できなかった。審判の判定? そんなの全く関係ない。そういう次元の試合じゃなかった。

スコアだけ見れば1-4と惜敗。まぁこんな試合もあるか、となりそうだが現実は違う。どっちがデビューしたての投手かわからないような、体感では10​点差以上つけられているような、ちょっと苦しい試合だった。

テーマをなにひとつ達成できなかったことに対して、「達成できなかった理由を考えるんじゃない、達成するためにどうすればいいかを考えろ」とサラリーマン時代に死ぬほど言われた言葉がリピートする。

リベンジどころか返り討ちにされた。きれいなストレートと鋭いスプリット。ミスターパーフェクトの佐々木朗希よりスピードは遅いかもしれない。それでも圧巻だった。ぼくがあの番組の司会者ならば迷うことなくあっぱれをあげる(ちなみに1度も見たことがない)。

見事に返り討ちにされたが、個々の対決を見るとリベンジもあった。我らが4番の村上宗隆である。

第2打席では糸を引くようなインローのストレートに見逃し三振。それはもう素晴らしい球だった。あれは打てなくてもしょうがない。あのコースに間違いなく投げ込める投手はそうそういない。唸った。(下記動画あり)

村上はここで引き下がらない。第3打席にはさっきのお返しと言わんばかりの特大弾。甘い球は逃さない。2夜連続となるブルーモンスター超えは圧巻だった。個人的なリベンジをみごとに果たす。唸った。(下記動画あり)

古くからプロ野球の世界には”名勝負”と呼ばれるものがたくさんある。昭和なら”江夏豊vs王貞治”や”村山実vs長嶋茂雄”。平成なら”伊良部秀輝vs清原和博”あたりだろうか。誰も彼もスペシャルな存在だった。

名勝負として語り続けられるためには選手自身がスペシャルな存在で輝く必要がある。高橋は19歳、村上も22歳とまだ若く底は見えない。余白だらけ。これから成長し、試合以外の楽しさを伝えてくれる存在になる可能性はかなり高そうだ。

令和の名勝負に”高橋宏斗vs村上宗隆”がピックアップされるようになる。そんな予感がする。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005547
※ヤクルト公式HPより

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