究極の出オチ | ヤクルトが好き

20220422スコア

2022年4月22日(金)
ヤクルト[0-6]阪神(神宮)

試合開始の約40分前にTwitterで流れてくるスタメン発表。相手の先発が青柳晃洋だからスタメンの可能性はあるかな、と思っていたけれども、まさか宮本丈が「5番・一塁」で起用されるとは。滲み出る強打者感。インパクト大。気持ちが昂ぶった。同時に出オチにはならないでくれよ、とも思った。

試合では高梨裕稔とフライ処理で激突しそうになった場面はあった。ちょっと怪しい動きもあった。それでも、なんとかかんとか無難にこなしファン(ぼく)は胸をなでおろす。欲を言えばもう少しバントや複雑な動きを見たかったが、それは贅沢すぎるというもの。あいにくバントは1度しかなかった。

スムーズな動きではなかったけれども破綻はしていなかった。春季キャンプで試していたオプションがようやく日の目を見た。とはいえ肝心の打つ方ではさっぱり。打つことを期待されてスタメンで起用されているのに打てなかった。それでは意味がないし、アピールになったかというとそうではない。

たしかに「宮本アイ」が発動して四球をひとつもぎとった。でも、一打先制、いわゆるチャンスの場面では自分が決めなくてはいけない。だって代打や上位打線ならいざしらず「5番打者」なんだから。四球で後ろに回しても結果を先送りにしているだけにすぎない。もちろん相手が塁を埋めてでも後ろの打者と天秤にかけながら、四球上等のいわゆる「ニコイチ」で考えていた部分はあっただろう。それでも。

今年何度となく見た淡々とした試合のなかで「5番・宮本」のフレッシュさはあった。それでも初めて見に来た人が「また見に行きたい試合だったのか? 」と問われるとちょっといや大分、答えに詰まってしまう。古くからのファン(ぼく)はまぁいい。楽しみ方や逃避の術を知っている。それでも。

試合が進むにつれて感情がなくなっていく。やっぱり出オチだった。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005555
※ヤクルト公式HPより

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