宮本丈に根拠のあるポジティブを求める日々 | ヤクルトが好き

宮本丈アクリル

2022年5月5日(木)
阪神[3-2]ヤクルト(甲子園)

負けに不思議の負け無し──とはこういう試合のことなのだろう。もし勝敗が入れ替わっていたとしたら、勝ちに不思議の勝ちあり、と思っていたに違いない。

良くも悪くもそんな試合だった。失策絡みで初回に先制点をもらい、取らなきゃいけない併殺を取れずに申告敬遠2つで塁を埋め、最後は押し出しでサヨナラ負け。そりゃあ冒頭の感想になる。

さて、「6番・ライト」でスタメン出場を果たした宮本丈は打撃で苦しんでいる。記録ではヒットがあるのだけれども、きれいなヒットではなかった。一塁手のグラブを弾く内野安打。去年の美しさは幻だったのか、と考え込んでしまうほどにあたりが出ない。ライトの守備は無難だったけれども、ヒヤリとする足取りの打球はあった。

実績のあるベテランならともかく、控えが主戦場であり、スタメン出場はごくたまに。その立ち位置の選手が打率.143(21打数3安打)だとなかなかにしんどい。

足がべらぼうに速いとか、守備が抜群にうまいといったその他の特徴があるわけではない。やっぱり打ってこそ、選んでこそ宮本なのだ。どこでも守れる汎用性の高さは、ある意味どこも守れないのと変わらない。絶対的な強みがないのに等しく、レギュラーとしてはパンチが弱い。せっかくのチャンスを生かすことができなかった。

それでもふと思い返す。去年の今頃、宮本は一軍にいなかった。謎のコンディション不良で二軍でも試合に出ていなかった。二軍での初出場は5月8日で一軍に昇格したのは6月1日のこと。一軍では6月からの半年間が全てだった。そうこの時期はまだ開幕していなかったんだ。

そんなの大した慰めにはならないし、一軍にいる以上は結果を出さねばいけないのは承知の上。それでもなんとかなるよな、と、たとえ薄っぺらくても”単なる願望ではなく”根拠のあるポジティブな事象を探すのである。虚しくてもしょうがない。こうも続くとなんだか楽しくなってくる。

そんな日々から脱出するためにも、卒業するためにもそろそろ快音がほしい。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005622
※ヤクルト公式HPより

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