最も危機感を持っている男・オスナの一撃 | ヤクルトが好き

楽天生命パーク

2022年5月28日(土)

楽天[4-11]ヤクルト(楽天生命)

今一番危機感を感じているであろう男が魅せた。3点ビハインドから試合を振り出しに戻す一撃を放ったホセ・オスナだ。

昨シーズン海を渡ってやってきた男は今シーズンから3年契約だという。しかし開幕から調子が上がらず打率は2割台前半。出塁率+長打率で表されるOPSは.600に届かず規定打席到達者の中ではワースト3人に入る。最下位が青木宣親という悲しさもある──。

いくら人柄が良くても結果を残すことができなければサヨナラになるのがこの世界の掟。ファンの人気で残留が決まるわけではない。

この日、二軍ではパトリック・キブレハンがデビューした。ちょっとまだ調整不足に見え、一軍に上がってくるのは少し時間がかかりそうではある。それでもオスナは危機感を感じているだろう。来日してから最も強いのではないだろうか。

それは枠の問題。今シーズン一軍の外国人枠は5。在籍している外国人選手はオスナ、キブレハン、サンタナの野手3人にマクガフ、サイスニード、コール、スアレスの投手4人。この7人で5枠を争うことになる。

キブレハンが調子を上げ、サンタナが復帰した時、おそらく外れることになるのは──このままの成績で推移すれば──オスナだろう。キブレハンがどのような成績を残すのか、サンタナの復帰がいつになるのかもわからないが、自身がそれまでに結果を残さねば立場が危うい。オスナもそれをわかっているはずだ。

プロ野球の世界は一般の会社と違って常に枠の争いがつきまとう。一般の会社であれば売上が伸びれば雇用が増えるかもしれないが、この世界ではチームが強くても弱くてもそれは変わらない。

支配下登録枠は70人、一軍登録は31人、ベンチ入りは26人、外国人枠は5人とすべて上限が決まっており、その枠を争わなければいけない。周りはチームメートでもあるがライバルでもある。

外から見てると”みんながんばれ”だが、当落線上の選手はそうもいってられない。だって枠から外れたら最後に行き着く先は戦力外。そうなってからではもう遅い。

そうならないようにするためにできることは、結果を残し続けることただひとつ。

この日のオスナはそれをやってのけた。今日のオスナも来週のオスナもそうであってほしい。高津臣吾監督と小川淳司GMが困るくらいの活躍を見せてくれ。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005736

※ヤクルト公式HPより

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