濱田太貴も塩見泰隆も長岡秀樹も高橋奎二も──マイナスを知るからより深く好きになる | ヤクルトが好き

楽天生命パーク

2022年5月27日(金)
楽天[1-8]ヤクルト(楽天生命)

こんな試合展開もあるんだ、ビジターでは。先制して追いつかれたけれども突き放して終盤にダメ押す。先発投手が試合を作り8回まで投げ、セーフティーリード(7点差ははたして、というのはさておき)で9回を迎える。「一度でいいから見てみてみたい〜」と歌丸師匠の名セリフが脳を駆ける。

塩見泰隆の3打席連続本塁打は驚異的だったし、濱田太貴の一発に長岡秀樹のタイムリーもすばらしかった。高橋奎二の初回からの立ち直りも見事だった。打つ方も投げる方も盤石すぎてちょっと困惑してしまう。

この試合のヒーローたちはスーパーヒーローとはちょっと違う。塩見は固め打ちしたかと思えば1試合に3三振することもあり、守備では大きなやらかしがあったりする。

濱田も一発の魅力があるとはいえ三振は多いし、守備には大きな不安がある。この日も肩を狙われた。長岡も振り回すタイプで四球は少なく、これまでに大きな守備のミスもあった。高橋も好不調の波が激しく、今シーズンはここまで両リーグワーストタイの7死球。

みんな不安要素がたくさんある。誰もが認める主砲でもないし、絶対的エースでもない。それでもこの試合ではヒーローになった。いつも活躍するわけでないからこそ、活躍したときがより一層輝いて見えるし喜びも大きい。

プラスだけじゃなくてマイナスを知るからこそ愛せるようになる。マイナスから目を背けるのは簡単だけれども、そこから目を背けないことでもっと深く好きになれる。

ミスも手柄も全部を受け入れるからこそ、愛することができるのではないだろうか。都合良く切り取らずにまるっと全部受け入れる。その覚悟、ぼくにはある。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005730
※ヤクルト公式HPより

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