快晴だけど、炎天下だけど、晴れない気持ち | ヤクルトが好き

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2022年6月25日(土)
ヤクルト[5-19]巨人(神宮)

これだけ打たれたら快晴のなか白旗を上げざるを得ない。こてんぱんにやられた。清々しいほどの打たれっぷりだった。6月とは思えないとんでもない暑さの影響があったのかもしれない。でもそれは相手の選手も同じこと。言い訳にする人はいないはずだ。

これだけ点差が離れると、勝っていても負けていても試合の畳み方がものをいってくる。この試合を本気で取りに行くならば、10点差あろうが失点を食い止めるために勝ちパターンを投入するべきなのだろう。でもヤクルトに限らず今のプロ野球でそういった起用は九分九厘ない。

勝ちパターン以外の投手に出番が与えられることがほとんどだ。チームが大敗だろうが大勝だろうが上を目指す投手にとってはまたとないチャンスだ。そこで結果を残すことができれば、晴れて次のステップに進む挑戦権を得ることができるのである。

この日は坂本光士郎と木澤尚文にチャンスが与えられた。が、坂本は2回8失点、木澤は2回4失点。とてもじゃないけど勝ちパターンでテストしたくなるような内容ではなかった。どう贔屓目に見てもむずかしい。炎天下の中、延々と惨劇が続いた。

この試合、チームとしては勝ちパターンを温存し投手を3人でこの大敗を乗り切った。シーズンを見据えた戦い方だ。もしかしたらこの日だけしか球場に足を運ぶことができないファンがいたかもしれない。気の毒だろう。かんたんに割り切ることはできないかもしれない。でもチームは、この試合に勝つこと以上にシーズンで優勝することを目的としている。運が悪かった、としかいいようがない。

そのなかで結果を残し次の登板につながる投手が出てくれば、少しは気持ちも晴れるのだが、残念ながらそれも叶わなかった。

プロ野球のシーズンは長い。143戦全勝は不可能だ。負ける試合(どんなに強くても3割から4割は負ける)はいくつもあり、大敗だってある。

これから先、「あの試合でチャンスを掴んだから今があるんだよね」と言えるような選手が1人でも出てきたならば、負け試合を一球たりとも見逃さなかった甲斐があるというものなのだが……。

なかなかにむずかしい。まぁこんな日もある。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005858
※ヤクルト公式HPより

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