2022年6月30日(木)
広島[2-4]ヤクルト(マツダ)
強く振った。
決してホームランバッターではない長岡秀樹と丸山和郁 (小園海斗も…)が強く振りチームに得点をもたらした。
ホームランを狙えるだけのパワーがない選手は、強く振ることよりもコンタクトを重視することがよくある。クリーンヒットを打つことができればそれもいい。でも多くはあてにいくだけの内野ゴロ。アマチュアレベルならば、足が速いことで内野安打をもぎとることができるのかもしれない。内野手がエラーする可能性もある。
でも、ここはプロの世界。そんなに甘くはない。NPBが誇る俊足の周東佑京(ソフトバンク)もこう語っていた。
「プロの守備力をなめちゃ駄目ですよ。内野が前めに守っていたら、当てただけでヒットになんかならない。少しでも後ろに守らせるためには、強く振るしかないんです」
同じ記事の中にはこんな記述もあった。
「俊足を生かすために転がせばいい」という一部の声も聞こえたが、惑わされなかった。
2020年には50盗塁を決めた周東でさえ当てただけではヒットにならない。他の選手ならなおさらだろう。それだけプロの守備力は高い。で、あるならば、やはり強く振ってホームラン、外野の頭を越す、外野へ飛ばすことを目指していくのが健全だ。
長岡はそうでもないが丸山はこれまでにも当てに行くケースが多く見受けられた。追い込まれているわけでもないのに。
強く振って結果的に三振、あるいは内野ゴロになってもしょうがない。それくらいの割り切りが必要なんだと思う。それが実った。小柄だから、足が速いからという理由だけでコンパクトにあてにいくのはもったいない。強く振る。これができればもっと持ち味が生き怖さが生まれる。
いくら村上宗隆とはいえ、自分の前で申告敬遠されるのはしんどいだろう。いつでも強く振ることが、それをさせないためのひとつの方法かもしれない。
試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005883
※ヤクルト公式HPより
記事引用:https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/942685/
※西日本スポーツより