高橋奎二で浮き上がってきた小川泰弘の凄さ | ヤクルトが好き

東京ドーム

2022年7月5日(火)
巨人[4-1]ヤクルト(東京ドーム)

典型的な負け試合だった。初回に先発が崩れてビハインドとなり追いかける展開。競り合ったビハインドとは違う。そのなかでも中継ぎ投手は踏ん張った。これが翌日以降に繋がるのかはわからないけれども、個々人の成績はもちろん序列を上げるための実績にはきっとなった。

その分、先発の高橋奎二の不甲斐なさだけが目立ってしまった。今シーズン初めて大事な6連戦の頭になる火曜日を任されながら6回すら持たなかった。テレビでは中村悠平の構えたミットのところに球がいっておらず、全然操れていないように見えた。苦しい。シーズン20試合以上先発する投手のたまの1試合の不調ならまぁしょうがない、となる。けれども高橋は”たまの1試合”に収まっていない。

ヤクルトは昨シーズンからゆとりローテを敷いている。登板間隔を一般的な中6日より空けることで、疲労を軽減し好投を期待する作戦だ。これが12試合目の登板だった高橋も開幕から中6日で投げたのは2回だけ。その他の10試合はすべて中7日以上。そのなかでトータル6勝2敗、防御率2.85というのはいい数字なのだろう。

が、2試合以上連続で6回以上を投げたのは1度だけしかない。間隔を空けていても長いイニングを投げられていないのが現状だ。中継ぎ陣の負担を軽減することにあまり繋がっていない。もちろん中6日で投げ続けていたならばもっと成績が落ちているのかもしれない。中6日で投げた2試合は5回3分の1、4回と6回を投げきれていないのだから。

体力的なものなのか、そもそもそういう問題でないのかはわからない。高橋に関してはゆとりローテが失敗しているとは言えないけれども成功している、ともちょっと言い難い。

完封を含む完投勝利が2試合、8回以上を投げたのはその2試合を含め3試合。すべて1失点以下とハマればすごい。でも安定感はまったくない。あれよあれよの好投か四死球で崩れるのかの二者択一。毎回のように7回2失点を続けるようなエース候補とはちょっとちがう。

改めて5月以降の8試合で7試合に7回以上自責点2以下の通称HQS(ハイクオリティスタート)を記録している小川泰弘の偉大さがよくわかった。小川は150キロを超えるようなストレートもたくさんの三振を奪う派手さもないけれども、淡々とアウトを積み重ねていく。基本的にポーカーフェイスだ。序盤に失点することがあっても、終わってみれば試合はまとまっている。

高橋が小川のようなスタイルに変化するとは思っていない。でも先発ローテーションの5番手、6番手で収まるような投手だとも思っていない。だからこそたとえ試合に負けたとしても、もう少し長いイニングを投げきってほしいなぁ、火曜日を任され投手陣を引っ張っていくのであれば。

そんなことを思うのである。小川ってやっぱり長年投手を引っ張ってきただけのことはあるんだな、とも。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005902
※ヤクルト公式HPより

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