コール頑張れ。連敗のなかった2ヶ月間で行われていた健全な競争 | ヤクルトが好き

東京ドーム202108

2022年7月6日(水)
巨人[4-3]ヤクルト(東京ドーム)

久方ぶりの連敗だった。前回の連敗は5月10日・11日の中日戦だったわけだからおよそ2ヶ月間に渡って連敗がなかったことになる。少しスパート(してるわけではないだろうが)が早い気もするのはたしかだ。

2015年も連敗がなかったのは8月半ば以降だったし、2021年も一気に勝ち上がったのは後半戦に入ってからだった。

その2回に比べると今年は少し早い時期に勝ちだしている。このままのペースで勝ち続けることができるとは思わない。勝ったり負けたりを繰り返しながら優勝へ向かって一歩ずつ進んでいくのだろう。

さて前回の連敗時の記事の題名は『コールに贈りたい言葉No1「ようこそスワローズへ 」』だった。

スコア20220511コールに贈りたい言葉No1「ようこそスワローズへ 」| ヤクルトが好き

その時のことを少し振り返ってみる。コールは4月22日の来日初登板から神宮球場で2試合6失点(自責4)ととっても強い不安の残る内容をファン(ぼく)に与えて、ビジターでの連戦に旅立っていった。マウンドに登るときの力水を受け取らず、降りたときもチームメートの輪に加わらないという荒くれ者ぶりも発揮して。

そんなコールが久しぶりに神宮球場へ戻ってきたのが、5月11日だった。その試合では来日初となる回跨ぎをこなし、1回3分の1を無失点。ビハインドではあったけれどもしっかりと役割を果たし、チームメートの輪にも加わっていた。その後も活躍は続き強固な中継ぎの一角としてチームに欠かせない戦力となっている。

前回の連敗である5月11日から7月6日までに登板した19試合で失点したのは3試合だけしかない。2ヶ月間の働きには文句のつけようもない。立派だ。

けれども、これだけの結果を残していながらも勝ちパターンに入っていない。なぜならマクガフや清水昇、今野龍太(ちょっと苦戦している感はある)、梅野雄吾らがコールの座りたい席を塞いでいる。

なんと19試合中3試合に失点したのは、勝ちパターンやそれに準ずる投手の中でもっとも多く失点していることになる。今野は3試合に失点したけれども登板はコールより多い20試合。マクガフは19試合中2試合、清水は16試合中1試合、途中抹消のあった梅野は8試合中1試合…。みんながみんなの失点試合数がこんなにも少なく、コール以上の成績を残していた。

いじわるでも贔屓起用でもなんでもなく、いわゆる健全な競争だった。

2ヶ月間、中継ぎとして結果を残したコールに勝ちパターンを任すことのできない事実。これが今年の強さなんだ、と。妙に納得した。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005908
※ヤクルト公式HPより

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