きっと重宝される。小澤怜史という存在 | ヤクルトが好き

京セラドーム2021

2022年8月30日(火)
巨人[2-4]ヤクルト(京セラドーム大阪)

小澤怜史は謎な存在だ。今年の6月に支配下昇格を果たしてから9試合(先発7試合)の登板で2勝1敗、防御率3.73。この数字だけを見ると可もなく不可もなくという印象を受ける。

もう少し情報をひろうと41回を投げ42個の三振を奪っていることがわかる。イニング数以上の三振を奪う投手は多くない。ヤクルトの先発投手ではタイトルを争っている高橋奎二とこの小澤だけ。

三振を多く奪っているからといって投球スタイルが似ているかというと、そんなことはまるでない。小澤のストレートは150キロには届かず、平均でも140キロ台前半だ。

奪三振で制圧しているかとそんなこともない。どちらかというと、毎回毎回走者を出しながらもなんとか抑えている印象だ。むしろ前情報なしに試合で見たら抑えられるイメージが湧かないかもしれない。

それでも先発ローテーションを支えているのがからおもしろい。圧倒的なスピードや変化球がなくとも、熟練の投球術がなくても試合を作ることができるんだな、とわからせてくれる存在だ。

このままであれば、将来的にも小澤がエースになることはないかもしれない。でも5番手や6番手でしっかり試合を作って中継ぎに繋ぐことができるのであれば、長きに渡って戦力になるのだろうなと思わせてくれる。

ソフトバンクに入団したときはドラフト2位だったけれども、なんとなくその理由がわかる気がした。当時とスタイルは変わっても持っているものはすごかった。

20220830:GAME117[G2-4S]69勝47敗1分/M消滅/神宮31勝25敗/小澤6回1失点/木澤8勝目/山田一発/中村決勝タイムリー/宮本出番なし#swallows

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021006164
※ヤクルト公式HPより

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