2022年。小川泰弘で始まり小川泰弘で引導を渡す | ヤクルトが好き

小川泰弘

2022年9月11日(日)
DeNA[0-1]ヤクルト(横浜スタジアム)

見るに堪えない試合から一夜明け、見といたほうがいい、と思える試合だったのだからプロ野球はおもしろい。

まさに勝ちに不思議の勝ちありの試合でもあった。エラーや記録にはならないエラー、本塁突入の判断ミスここ数試合続いていることが、大事な大事なこの試合でも当たり前のように出た。

それでも虎の子の1点を守りきってしまうのだから、プロ野球はおもしろい(2回目)。

小川泰弘の投球は素晴らしかった。三振をばったばったと獲るスタイルではないが翻弄した。よいあたりがたくさんあったけれども外野の正面に飛んだ。現地で見ていないから外野のポジション取りがよかったのか、コーチが動かしていたのかはわからない。それでも結果としてアウトを奪った。

振り返ってみると大逆転劇を演じた開幕戦でノックアウトされたのは小川だった。今シーズンは小川の炎上から始まったわけだ。

その後も小川は勝てなかった。が、登録抹消を経て戻ってきた5月上旬から6月末までは素晴らしかった。7試合連続HQS(7回以上自責点2以下)は圧巻だった。が、その後はまた低迷した。それがこの大事な試合で蘇り7回無失点。DeNAに引導を渡した。節目はやっぱり小川なのか。

ここ最近、先発投手の状況はよくなかった。QSを達成したのは9月2日のサイスニード以来で勝ち星がついたのもその日以来だった。苦しい状況を物語っている。

先発投手が足りない。中継ぎ投手も疲労が溜まっている。二軍にいきのいい若手がいるのかというと山下輝だけ。それでも残り17試合を乗り切ることは恐らくできる。

ほんとうに大変なのは来シーズンだろう。(報道ベースで)外国人選手の残留が決まっているのは内野手のオスナだけ。投手陣は未定だ。外国人選手やFAなどの補強がなかったら、あるいは外れたら…と考えるとめまいがする。

”目の前の1試合を戦っていくだけ”と言いながらも、”勝利と育成の両立”や”スワローズウェイ”という言葉を口にする高津臣吾監督はどのような未来を描いているのだろうか。

”今日の小川の出来なら来年もなんとかなるな”そう思ってもおかしくない。それほどまでに素晴らしかった。

20220911:GAME126[De0-1S]73勝51敗2分/M11点灯/神宮33勝28敗/小川7回無失点/清水&マクガフ1回無失点/小川タイムリー/村上ガッツポーズ/宮本出番なし#swallows

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021006222
※ヤクルト公式HPより

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