コールが見せた何気ない素振りに感じること | ヤクルトが好き

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2022年4月24日(日)
ヤクルト[3-11]阪神(神宮)

30分待ちで入ったテーマパークは富士急ハイランドのFUJIYAMAだった。前夜に見たジスイズプロ野球はどこへやら。投手が違うだけでこうも試合が変わってしまうのか。野球の七不思議の一つを垣間見た。いや、垣間見るどころじゃなく、見せつけられた。気を抜くと、ぼくはなんでここにいるのだろう。そんな思考が駆け巡る。

ふと思う。選手はどうなのか。よっぽどではない限り内部からの不満は外にはモレ伝わってこない。支配下がけで70人近く、監督やコーチ、スタッフを含めると100人を超える大所帯。全員が全員と仲がよい、などということはないだろう。

プロ野球に関わらず、一般の会社やクラスで置き換えればわかる。多かれ少なかれ不満はあるだろうし、うまくいかない人間関係はあっても不思議ではない。そのうえで仕事、選手ならプレーでしっかり結果を出せば、周りに大きな悪影響を与えない限りは評価される。

だけど心配になった。それは新外国人投手のコールのこと。この日が2試合目の登板となったわけだけれども失策も絡んで1回2失点。自責点はつかなかったとはいえ、”いい投球”とは言えなかった。でもそれは仕方ない。相手もあること。言い訳にはならないけれども悪天候でもあった。結果が伴わなかったのはあまり問題ではない。

気になったのはその後だ。投げ終えてからベンチに引き上げるとき、ベンチの前にできる人の列の間を通らずにベンチへと戻った。何気ない一コマだけれども。そういうしきたりを知らないのか、あるいは拒否したのか──。

ブルペンの席に座る友人からの情報によると、初登板の際にはブルペンで渡される水(通称力水)を飲まずにマウンドへと向かったという。石井弘寿コーチが呼び止めたにもかかわらず。

異国の地で結果が出ていないからなのか、それとも先発予定で契約したのに中継ぎへと配置転換をされたからなのか、もともとこういう性格(性分)なのかはわからない。それでもちょっと良くないなにかを感じてしまう。

今から2年前。イノーアがブルペンに配置転換された後、同じようなことがあった。ほどなくしてイノーアは帰国している。

チームスワローズとかヤクルトは雰囲気がいい、というけれども、毎日見ているとそんなにはまとまっていないんじゃないかなぁ、と改めて感じる場面だった。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005567
※ヤクルト公式HPより

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