驚くべき成長速度、丸山和郁 はヒマワリなのか | ヤクルトが好き

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2022年7月3日(日)
ヤクルト[11-4]DeNA(神宮)

ホームランは野球の華、とはよく言われる。たしかにそうだと思う。投手戦もそれはそれでおもしろいけれどもホームランが出たほうが盛り上がるのは確実だ。

1試合に何本も出なくたっていい。1本のホームランがサヨナラだったり同点だったりなんらかの”肩書き”が付けばなおのこと特別な華になる。

この試合では4つの華が咲いた。”アーチスト”中村悠平の2発。フォームを変えた(戻した?)青木宣親の一発。”強く”振った丸山和郁 の初アーチ。どれもこれも色が違った。

中村のホームランは先日の2本とは品種が違った。弾道がアーチストそのもの。飛距離は負けるにせよ池山隆寛を彷彿させるような高い弾道。アプローチを変えたのかな? と思ったほど。

青木の一発はライナーでライトスタンドに突き刺さった。青木らしく低い構えではなく、少し高い構えからのフルスイング。打球速度はきっと速かったのだろう(ホークアイのデータを一部でも公開してくれ)。

そして初めての華を咲かせた丸山のソレは、アーチストっぽくはないけれどもライナー性でもない。その中間くらいのものだっただろうか。しっかりと強く振った先に最高の華が咲いた。

中村も青木も丸山もプロ野球の世界ではホームランバッターではない。それでも”強く振る”からこそホームランが生まれる。そして中村と青木は逆方向に”も”打つことができる。逆方向に”しか”打てないのではなく。この違いは天と地ほどもある。

強い引っ張った打球が打てる選手の逆方向と逆方向にしか打てない選手の弱い逆方向へのあたりは全然違う。相手が感じる恐怖も段違いだろう。そういった意味でも丸山が強く引っ張ったホームランを打った事実は嬉しかった。

今すぐに丸山が引っ張りも逆方向にも強く打てるとは思わないけれども、その片鱗を1年目の前半戦で見せてくれた。ちょっと前はあてただけの内野ゴロが目立ったけれども、短期間でこれだけ成長するなんて。もしかしてヒマワリなんだろうか。夏の花の代表格であるヒマワリ。今の時期にぴったりじゃないか。

ヒマワリがもっとも成長する夏。丸山の観察日記は欠かせない。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005896
※ヤクルト公式HPより

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