吉田大成、宮本丈、今野龍太が目指すもの | ヤクルトが好き

ボール

2021年7月4日(日)
中日[3-3]ヤクルト(バンテリンドーム)

1週間前に見たような光景。先発と中継ぎの違いこそあれど一発に沈んだ。勝てた試合だったとも言えるし、ミスでもらった点だったからな、と解釈することもできる。

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし、とはよく言われているけれども、分けはどっちなんだろう。そんなくだらないことを考えてみたりもする。現実逃避。とはいえ、ビジターの6連戦を3勝1敗2分と貯金を2つ作れたことは大きな喜びだった。

前半戦は残り8試合。首位の阪神、2位の巨人と合計5試合で顔を合わせる。ここをどう乗り越えるかで五輪中断期間の気持ちの持ちようが変わってくる。

この試合でも脇役たちが輝いた。最近のヤクルトっぽい。

3試合連続でスタメンに抜擢された吉田大成と今シーズン初スタメンの嶋基宏がともにマルチ安打を記録。吉田はゲッツー、嶋はボーンヘッド(に見えた)走塁はあったけれども、2安打というわかりやすい結果を残した。

選手会の会長を務めていた嶋はさておき、吉田大成はヤクルトファン以外には存在自体がまだまだ知られていない。チーム内に吉田姓(吉田大喜)がいるからなのか、間違われることも多い。四球をもぎとる”高感度センサー”と強い肩を武器に──当初はショート争いに全くといっていいほど名前が挙がってこなかった──吉田大成もレギュラーを目指している。

代打で起用された宮本丈は追い込まれてから粘ってセンター前ヒット。しょうがないことではあるけれども、5回2死無走者という状況だけが残念だった。

この試合を終えて宮本の代打打率はなんと5割(10打数5安打)。出塁率は6割4分3厘と破格の数字になった。川端慎吾という切り札はいるけれども、宮本だって十分すぎる。なんて贅沢な布陣なんだろうか。

この宮本もヤクルトファンの中では有名であり多くのファン(ぼく)に愛されている。でもかつての首位打者であり、天才と呼ばれる川端と比べれば地味な存在であることは否めない。二塁と三塁が空く五輪中断期間中が絶好のアピールチャンス。まだ26歳の宮本が目指すのは代打の切り札じゃなくレギュラーだ。

ミスターゼロの今野龍太もやってくれた。2つの四球でピンチを招いたけれども回跨ぎをこなし1.1回無失点。今野も地味でなかなか目立たない投手かもしれないが、これで19試合連続無失点と誇れる数字を持っている。脇役から外れそうな雰囲気も出てきた。目指せ平良海馬(西武)といったところだろうか。それができればセットアッパーはもちろんクローザーの可能性だって……。夢見たくもなる。

シーズンを通してみたらどうしても青木宣親や村上宗隆、山田哲人、投手では小川泰弘やマクガフらが主役になる。むしろなってくれないと困る。他球団のファンも知っているような選手たちだ。背負っている期待も段違いに大きい。与えられている役割もそう。

でも──勝っても負けても分けても、1試合単位で見ればヒーローになるのは、(シーズンを通してみれば)地味な存在だったりすることは珍しくない。昨日だって主役は4安打を放ち正捕手を目指す古賀優大だった。そんな彼らの頑張りがチームをちょっとずつ強くする。

悔しい引き分けだったけれども、傷は深くない。目指すべきところがある選手たちは強い。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021000576
※ヤクルト公式HPより

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