継続は力なり──宮本丈と今野龍太 | ヤクルトが好き

宮本丈、今野龍太

2021年7月8日(木)
ヤクルト[5-6]阪神(神宮)

ぼくは今年何回この光景を見たのだろう。流した涙がどうかし気づかれないほどの激しい雨の中で、この仕打ちはひどくつらい。

ビールの一杯でも煽りたくなるが球場内ではアルコールの販売がない。泣きっ面に蜂とはまさにこのこと。

野球とはおもしろく、そして残酷だ。ここぞでのミスは高確率で失点に繋がり、ここは打たれちゃいけない場面で一発に沈められている。

なんとなく嫌な予感がする、それが現実になる確率が非常に高い(気がする)。

が、一度寝て起きたら次の試合のことを考える。1週間で6日間も試合がある野球のいいところだ。この切替ができないと多分しんどい。サッカーファンは大変だろうなぁ。

試合に負けたのは悔しいけれども、ファン(ぼく)的にはみどころはたくさんあった。今野龍太の21試合連続無失点もそのひとつ。この日、試合後のインタビューで高津臣吾監督はこういった。

──今野が21試合連続無失点

「すごく成長を感じます。そんなにこっちに来たときは、1軍の経験があったわけでもなかった。投げる度に成長しているんじゃないですか。いろいろ考えながらマウンドに立っているように映ります」

記者から今野連続試合無失点に関する話が振られたのは、ぼくの知る限りこれが初めてだった。(もちろん記事になっていないだけの可能性は否定できないが)

20試合を超えたからなのか──ファン(ぼく)がしきりに唱え続けているからなのかわからないが──話題に登った。やっときた。

代打・宮本丈がヒットを打った。一塁に到達した直後に前日のヒーロー渡邉大樹が代走に送られる。まさに大御所。現役を退く間際のベテラン選手のような扱いだ。起用法が一度もレギュラーを掴んだことのない26歳っぽくない。

今シーズンは32打席で併殺が0、そして三振も0。イチローが持つ連続無三振の日本記録である216打席は遥か先。まだまだ話題になることはないだろう。むしろ今シーズン中に216打席も立つことは恐らくない。どこまで続くのか、いつか話題に登るかファン(ぼく)の密かな楽しみでもある。

宮本は一軍登録枠そしてベンチ枠が増えたことによる恩恵を受けているひとりだ。

一軍31人(従来は29人)とベンチ入り26人(従来は25人)ではなかったなら、二軍で汗を流すことになっていたかもしれない。そういった意味では幸運だ。もっているといってもいい。

一方で宮本が守る二塁には山田哲人、三塁には村上宗隆と国を背負って立つふたりが君臨している。レギュラーになるのはまさに至難の業。このままではふたりに故障がない限りレギュラーを取ることはむずかしく、見方によっては不運とも言える。

二塁や三塁のポジションが埋まっていない球団ならばレギュラーで起用されている可能性だって十分にある。それでも、そんな現実に腐ることはなく、与えられた役割を毎日こなしているのが宮本という男なのだ。

初回からイニング間のキャッチボールはあたりまえ。仕事を終えたあとにも出てくるのは、ファン(ぼく)へのサービスみたいなもの、ということはまさかないだろう。まだ試合に出ていない仲間たちの準備時間を確保するために率先して行っている(はず)。

野球を長く楽しむためのコツともいうべきか。試合には負けても切り取ってみれば、気がつくことはたくさんある。でも、できることなら勝ってほしい。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021000593
※ヤクルト公式HPより

記事参考:https://www.sanspo.com/article/20210708-ET7V35LPYZLS3PCPOAGQZL2Z3Y/
※高津監督コメント

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