山田哲人でも。ヤクルトに広がる働き方改革 | ヤクルトが好き

山田哲人

2021年9月8日(水)
阪神[5-3]ヤクルト(甲子園)

「働き方改革」が叫ばれるようになってから数年が過ぎた。調べてみると2019年4月から順次施行が始まっていて、2023年にはすべて施行される、ことになっている。実態はさておき。

厚生労働省のHPを確認してみると、「働き方改革」の目指すものとして

”投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが重要な課題になっています。”

とある。

まさにヤクルトが今やろうとしていることではないか、とあてはめてしまうのは飛躍し過ぎだろうか。

山田哲人は前日の試合でスタメンから外れ、代打などによる途中出場もなかった。試合前の練習には参加していたとのことで完全な休養ではなかったかもしれないが、休養明けといって差し支えないはずだ。

この試合で定位置である「3番・二塁」に戻った山田は、2打席目に放物線を描いた。第3打席でもヒットを放ちマルチ安打を記録している。休養の効果なのかどうかはもちろんわからない。それでも休養明けで結果を出したのは紛れもない事実だ。

前のカードの広島戦でも似たようなことがあったことを思い出す。青木宣親と中村悠平がスタメンを外れた翌日、しっかりとヒットを放ち結果を残した。

連続試合出場やフルイニング出場は偉大ではあるが、ここ数年は重要視されなくなってきた。それよりも積極的に休養を取りながら、いい状態をキープしながらシーズンを乗り切ることが大事だから、という考えが定着してきた。また、怪我を押しての出場は美談になりやすいが、推奨するものではない、という考え方も一般的になりつつある。

とはいえ、チームのキャプテンやベテランが、少々のことで休まずに試合に出続けていれば、若い選手は休むことなどできない。最近は少しずつ変わってきているかもしれないが、それは会社でも同じだろう。

そのなかで山田キャプテン、青木終身名誉キャプテンが休みながらもパフォーマンスを発揮したのは好影響だ。彼らのような超一流の選手でも「休むことでパフォーマンスが上がる」となれば、その他の選手たちにも推奨しやすい。また、レギュラーではない選手たちにとっては出番が増え、チャンスの場が広がることになる。山田の休養日に宮本丈が3安打を放ったように。高津臣吾監督や宮出隆自ヘッドコーチを”いい意味”で頭を悩ませることができた。

思えば奥川恭伸もそうだ。育成のプランがあり、ここまでは中10日以上と一般的な先発ローテーション投手よりも緩やかに起用されてきた。

そのなかでエース級の結果を残しているのは周知の事実だ。もしかしたら同学年の宮城大弥(オリックス)のように中6日でも同等の結果が出ているのかもしれない。でもそれはifの世界。現時点では緩やかローテがうまくいっている。ファン(ぼく)がどうこういう話ではない。

主力選手たちの結果を見るに、今年は休みをしっかり取る(与える)ことで、”就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作る”ことができている。

あとは優勝という結果がついてくれば最高だ。

試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021000753
※ヤクルト公式HPより

働き方改革:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html
※厚生労働省HPより

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