2022年3月31日(木)
ヤクルト[3-6]巨人(神宮)
負けに不思議の負け無し、の典型的な試合だった。四球や失策が失点に結びつき攻撃はうまくいかない。勝った負けたは関係なく、おもしろいとはまったくもって思えない試合だった。年にたくさんの試合を見ていればこういう日もたまには(ほんとたまにはにしてほしい)ある。運が悪かった。ただそれだけのこと。
それでも印象的な場面はあった。ピンチの場面でマウンドの原樹理のもとに駆け寄った山田哲人の姿──。
その光景を見たときにぼくは去年の10月を思い出した。
天王山とも言われていた甲子園での2連戦。1戦目を落として負けられない第2戦の先発高橋奎二が、その試合初めてのピンチを招いたときに山田が駆け寄りなにかをささやく。高橋はピンチを脱した。
あぁこれが山田キャプテンなんだ。かつての大引啓次や村上宗隆とはちがうタイミング。ここぞで現れるファン(ぼく)のヒーロー。半年前のように無失点とはいかなかったけれども、頼れるキャプテンの姿をしっかりと焼き付けた。
バットで結果を残すことができなかった試合でも、こうやって山田キャプテンはチームを救おうとしている。
甲子園で見せたキャプテン山田哲人の大仕事 | ヤクルトが好き試合結果:https://www.yakult-swallows.co.jp/game/result/2021005451
※ヤクルト公式HPより