ヤクルト選手名鑑・投手編<2021年前半戦終了時点>

マウンド

2021年シーズン前半戦終了時点における選手名鑑の投手編。数字はすべて2021年7月14日終了時点のもの。一軍で出場していない選手は見る機会が少なかったので記載なし。

11:奥川恭伸(おくがわ・やすのぶ)2年目/右右
10試合 4勝2敗 58回 奪三振52 与四球8 防御率4.19

前半戦ではチーム3位の投球回数を誇り、中6日での登板は1度もないがローテーションを守った。抜群の制球力を持ちプロ入り以来、与死球0が続いている。4月23日の中日戦ではプロ初安打を記録した。

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12:石山泰稚(いしやま・たいち)9年目/右右
32試合 0勝4敗10S1H 29.2回 奪三振30 与四球6

開幕から守護神を任されるも不振で任を解かれた。交流戦明けから二軍で調整し7月上旬に一軍復帰を果たす。その後は3試合連続無失点と復調気味。復帰後のブルペンではペットボトルを足元に置くのをやめた。

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14:高梨裕稔(たかなし・ひろとし)8年目/右右
8試合 2勝1敗 38.2回 奪三振34 与四球12 防御率3.96

開幕から5試合連続で6回途中にマウンドを降りるも、その間2勝1敗、自責点はすべて3以下と安定はしていた。1ヶ月の二軍降格を経て復帰してから3試合のうち2試合で5回持たず。1試合は6回を投げきるなど不安定に。

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15:リック・バンデンハーク(RICK VANDENHURK)7年目/右右
2試合 0勝1敗 4.2回 奪三振4 与四球2 防御率15.43

5月半ばに一軍合流。2試合目の登板となった5月28日のオリックス戦では0.2回5失点でKOされた。引退試合と危険球退場を除いて1回を投げきれず先発投手が降板したのは、2014年8月以来で高津監督就任後は初めて。

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16:原樹理(はら・じゅり)6年目/右右
1試合 0勝1敗 3.2回 奪三振2 与四球0 防御率4.91

二軍戦で好投し前半戦終了間際に今季初先発。しかし4回途中で危険球退場と不完全燃焼に終わる。登場曲で使用した「煌めく瞬間に捕われて」は井野卓スコアラーが現役時代に使っていたもの。
 
17:清水昇(しみず・のぼる)3年目/右左
41試合 2勝4敗 38.2回 奪三振40 与四球7 防御率2.79

「Sandstorm」を登場曲に使用する8回の男。一時は勝ちパターンから外れそうになったが復帰した。プロ100試合目で初勝利を達成した苦労人。オールスターでは高梨雄平(巨人)、三嶋一輝(DeNA)らと談笑。

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18:寺島成輝(てらしま・なるき)5年目/左左
1試合 0勝0敗 2回 奪三振0 与四球0 防御率4.50

昨秋には先発転向の噂もあったが中継ぎとして開幕一軍入り。1試合のみの登板で開幕カード終了とともに登録抹消となった。二軍では6月6日から再び先発での起用が中心となり4試合連続で4回以上を投げている。

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19:石川雅規(いしかわ・まさのり)20年目/左左
6試合 3勝2敗 31.2回 奪三振23 与四球4 防御率2.84

大卒史上初の入団1年目から20年連続白星を記録した。41歳4ヶ月での白星は球団史上最年長。攻守交代時にスローテンポでマウンドを降りる姿は何よりも美しい。6月4日の西武戦では3打席連続で犠打を決めた。

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21:山野太一(やまの・たいち)1年目/左左
1試合 0勝0敗 1.1回 奪三振3 与四球2 防御率47.25

開幕ローテーションに入るも2回途中7失点とプロの洗礼を浴びた。しかし大学時代のリーグ戦で22勝0敗だった「負けない男」の力なのか試合は11-11の引き分け。その後、登録抹消されたが二軍では登板がない。
 
24:星知弥(ほし・ともや)5年目/右右
10試合 0勝0敗2H 10回 奪三振16 与四球5 防御率3.60

6月に一軍昇格を果たし勝ちパターンの一歩手前まで這い上がってきた。奪三振率14.40はチームトップ(2回以上)の奪三振マシーン。7月7日の阪神戦ではピンチを脱した際に大学同期の吉田大成から肩を叩かれ笑顔。

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26:坂本光士郎(さかもと・こうしろう)3年目/左左
29試合 1勝1敗6H 27回 奪三振20 与四球11 防御率3.00

すでにキャリアハイを更新した中継ぎ左腕。4月24日の中日戦でプロ初勝利をマークした。勝ちパターン休み時の終盤起用もあればワンポイント、回跨ぎと様々な役割をこなす。そのためブルペンで肩を作る試合が多い。

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28:吉田大喜(よしだ・だいき)2年目/右右
13試合 1勝0敗 20.1回 奪三振22 与四球9 防御率4.87

昨シーズンは先発起用も今シーズンは中継ぎのみ。ビハインド時に複数回投げる起用が多くベンチ入りメンバーから外れることも。6月までは9試合中6試合で失点していたが、7月以降は4試合で失点したのは1試合だけ。
 
29:小川泰弘(おがわ・やすひろ)9年目/右右
14試合 7勝3敗 83回 奪三振62 与四球12 防御率3.90

5度目の開幕投手を務めるも5月2日に登録抹消。復帰後初戦となった5月15日の中日戦では”マダックス”を達成するなど5試合連続7回以上を投げ復活した。バントが苦手も7月3日の中日戦ではスクイズを決めた。

ライアンがマダックスになった日 | ヤクルトが好き

35:杉山晃基(すぎやま・こうき)2年目/右右
4試合 0勝0敗 6.1回 奪三振4 与四球2 防御率9.95

プロ初登板となった4月28日の巨人戦で3回1失点と好投。2戦目も2回無失点と結果を出しロング枠に定着するかと思われたが、その後2試合連続で3失点以上を喫し二軍落ち。登場曲は[Alexandros]の「ワタリドリ」。
 
37:スコット・マクガフ(SCOTT McGOUGH)3年目/右右
39試合 2勝1敗16S14H 37.2回 奪三振53 与四球13

セットアッパーから守護神に昇格した東京五輪アメリカ代表。6月5日の西武戦で3被弾を浴びるも、それ以降の被本塁打は0と安定している。ファンサービスがよく笑顔が素敵なナイスガイはまるで勇者。

緑の国を守る勇者マクガフ | ヤクルトが好き
 
38:梅野雄吾(うめの・ゆうご)5年目/右右
29試合 0勝0敗8H 25.1回 奪三振29 与四球9 防御率2.49

開幕から9試合連続無失点と好投し勝ちパターンに次ぐ存在となった。近藤の離脱後から火消し役に。7月1日にリフレッシュのため登録を抹消された。登場曲の「纏」が流れると曲調から微妙な雰囲気になることも。

梅野雄吾はチャンスが来るその日まで牙を研ぐ | ヤクルトが好き

43:スアレス(ALBERT SUAREZ)3年目/右右
11試合 3勝3敗 52回 奪三振48 与四球24 防御率4.50

防御率はちょうどQS(6回自責点3)と同じだが、QS率は50%。9被弾は昨シーズンの4本(67.2回)を大きく下回っており苦しんでいる。一塁のベースカバーに入らずオスナにジェスチャーされた。

だから愛される。掴みどころのない男スアレス | ヤクルトが好き
 
44:大西広樹(おおにし・ひろき)2年目/右右
13試合 3勝0敗2H 17.2回 奪三振10 与四球7

今シーズン2試合目の登板となった6月1日の楽天戦でプロ初勝利をマークした。ビハインド時に回跨ぎをし試合を整えるのが主な役割。マウンドに上がるときは必ず深いお辞儀をする礼儀正しさを持ち合わせている。

47:高橋奎二(たかはし・けいじ)6年目/左左
4試合 2勝0敗 23.2回 奪三振20 与四球9 防御率2.66

6月半ばに一軍昇格を勝ち取ると2連勝を飾り先発ローテーション入り。4試合のうち3試合でQSを達成しており安定感が増した。石川や田口らと同じく投球動作に入る前にユニフォームをグラブに乗せる。

高橋奎二の持つ運と実力 | ヤクルトが好き
 
48:金久保優斗(かなくぼ・ゆうと)4年目/右左
8試合 3勝1敗 35.2回 奪三振29 与四球15

ローテーションの一角に入り4月14日のDeNA戦でプロ初勝利をマークしてから3連勝と開花しつつある。5月14日の中日戦では打球が左胸に直撃し途中降板するも大事には至らず。6月1日の楽天戦を最後に登録を抹消され二軍調整中。

否定されても信じていたい金久保優斗が呼び込んだ流れ |ヤクルトが好き
 
52:近藤弘樹(こんどう・ひろき)4年目/右右
22試合 0勝1敗11H 18.2回 奪三振17 与四球2 防御率0.96

移籍1年目から開幕一軍を勝ち取り16試合連続無失点と最高のリスタートを切った。火消しでの起用が多かったが5月半ばから勝ちパターン入り。しかし5月26日の日本ハム戦で右肩の肉離れを発症し離脱。以降は二軍でも登板なし。

近藤弘樹の”栄転”で思い出したこと | ヤクルトが好き

53:長谷川宙輝(はせがわ・ひろき)5年目/左左
4試合 1勝0敗 3.1回 奪三振3 与四球3 防御率10.80

レジェンド五十嵐亮太の背負っていた「53」を今シーズンから引き継いだ。開幕一軍入りを果たすも登板2試合目から3試合連続失点で登録を抹消された。二軍では先発での起用もあり今後の起用法には要注目。
 
54:サイスニード(CY SNEED)1年目/右右
5試合 1勝1敗 23回 奪三振22 与四球14 防御率5.09

ひげが特徴的な先発投手。2試合目の登板となった5月18日の阪神戦で来日初勝利をマークした。2巡目、3巡目に入ると四球で崩れる傾向にあるのはデーブ・ハフを彷彿させる。

サイスニードで思い出した2018年のハフ | ヤクルトが好き
 
64:大下佑馬(おおした・ゆうま)4年目/右右
14試合 0勝0敗 22.1回 奪三振18 与四球3 防御率2.82

開幕一軍スタートも7試合中5試合で失点と奮わず登録を抹消され、サイドスローにモデルチェンジした。6月25日の再昇格後は7試合でわずか1失点。最も信頼のあるロング枠となった。

69:今野龍太(こんの・りゅうた)8年目/右右
35試合 3勝0敗13H 36.1回 奪三振35 与四球17 防御率2.72

4月23日の中日戦で移籍後初勝利をマーク。5月5日の阪神戦から21試合連続無失点と好投し、7回の男となった。すでに試合数、投球回数、勝利数などでかキャリアハイを更新。素早いクイックモーションは一見の価値あり。

今野龍太がステップアップした日 | ヤクルトが好き
ミスターゼロへあと7つ─今野龍太が刻んだ17個目の0 | ヤクルトが好き
吉田大成、宮本丈、今野龍太が目指すもの | ヤクルトが好き
継続は力なり──宮本丈と今野龍太 | ヤクルトが好き

20:木澤尚文(きざわ・なおふみ)1年目/右右
一軍登板なし

40:市川悠太(いちかわ・ゆうた)3年目/右右
一軍登板なし
 
56:鈴木裕太(すずき・ゆうた)3年目/右右
一軍登板なし
 
61:久保拓眞(くぼ・たくま)3年目/左左
 一軍登板なし

62:歳内宏明(さいうち・ひろあき)10年目/右右
 一軍登板なし

63:中尾輝(なかお・ひかる)5年目/左左
 一軍登板なし

67:嘉手苅浩太(かてかる・こうた)1年目/右右
 一軍登板なし

68:宮台康平(みやだい・こうへい)4年目/左左
 一軍登板なし
 
99:蔵本治孝(くらもと・はるたか)4年目/右右
一軍登板なし

014:小澤怜史(こざわ・れいじ)6年目/右左
一軍登板なし

017:丸山翔大(まるやま・しょうた)1年目/右左
一軍登板なし

019:下慎之介(しも・しんのすけ)1年目/左左
一軍登板なし

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